こんにちは!鬼瓦です🤗
文系の大卒後はずっと事務職などで働いてきたわたし。
准看護学校に入学したのは第1子がまだ1歳の時。
その後准看護師として働きながら2人を出産し、現在3人の子どもを育てながら病棟とクリニックで勤務してきました。
今回は、異業種から医療業界へ入ったわたしだからこそわかる、准看護師の良い所と悪い所を書きます。
准看護学校に通って良かったところ
准看護師として働く前に、准看護学校に2年間通いました。
しんどいことも多かった学生生活ですが、もちろんよかったこともあります。
准看護学校に通ってよかったことはこんな感じ。
友だちができた
結婚を機に遠方から越してきたため、結婚当初近隣に友だちはいませんでした。しかし准看護学校に入学したことで、たくさん友だちができました。
大人になってから友だちを作るのはなかなか難しいと思っていたのですが、同じ目標を持ち毎日一緒に過ごすと自然と仲良くなるものですね。
今でもご飯を食べに行ったりして、准看護学校時代の友だちとは仲良くしています。
先日も遊びました↓
勉強するのは楽しい
新しい知識を身に着けることは楽しいです。
特にわたしは文系だったせいか、人体のしくみや病気について知らないことが多くありました。勉強することで自分の知識に裏付けができたり、新しいことを知ることで点と点が繋がる感じがすごく楽しかったです。
年齢を重ねると、体系的に学ぶということはなかなか難しいです。家庭や仕事など、抱えている物が増えるし、現代にはエンタメがあふれていて誘惑も多いです。
学校に通い、2年後の資格試験に合格するんだという気持ちがモチベーションとなり、本気で取り組むことができました。考えて、覚えて、テストして、身に着ける。准看護学校での生活は理不尽な思いもしましたが、勉強という面だけでいうととても面白く、有意義なものでした。
自分や家族の健康を考えるようになった
入学当時は30代の初めでした。当時は健康について深く考えることはありませんでしたが、勉強していくうちに変わりました。漠然と“健康でいないといけない”という気持ちから、具体的にどうしたらいいのか考えるようになりました。食事や生活習慣など、まだ若い、ではなく、長く健康に過ごすために、この体を大切に扱おうという意識が芽生えました。
また、高齢者医療の現状を目にする中で、自分の老後や死に方についても考えるようになりました。
「やれば終わる」を実感した
准看護学校生活は理不尽なことも多かったです。大量の手書きの記録やレポート(やってもやっても終わらない)、理不尽な指導など。しかし、忍耐力はつきました。
やりたくないな~と思っているだけでは終わりませんが、やれば終わります。
クオリティはさておき、とりあえず終わらせる。准看護学校で求められるのはクオリティではなく、文句を言わずに期間内に課題を提出し続ける能力。
電カルが当たり前のこの時代に大量の手書きなんて、目的は主に嫌がらせなんじゃないかと思ってしまいます。学生の中にはブラインドタッチができない子だっているんですよ?手書きで消耗するよりも、電カル使用に備えてキーボード使っていこうよ…
つまり准看護学校は、理不尽に耐えられる人間養成機関なんじゃないかと思います。うそ、いまは違うかも(違いますように)。
事務職と比べてよかったところ
筋肉が付いた
病棟勤務時代、一日の歩数はゆうに一万歩を超えていました。
患者さんの移乗や体位変換、おむつ交換に入浴介助。肉体労働が多いので筋肉が付き、子どもと遊ぶ持久力も付きました。
事務職時代は体を動かす習慣がなく、筋力低下に危機感を覚えてジム通いも検討しましたが、病棟勤務は毎日筋トレをしているようなものなのでそれも不要。痩せたわけではありませんが、体重が増えることもありませんでした。
ほぼすっぴんで行ける
事務職時代はしっかりメイクをしていました。
UV下地、ファンデ、コンシーラー、ハイライト、シェーディング、アイシャドウ、アイライン、マスカラ、アイブロウパウダー、アイブロウマスカラ、リップ…。夜はメイク落としもきちんとするので、肌にはダメージがあったかも。
しかし、病棟勤務をしているうちに徐々にメイクが薄くなり、最終的に日焼け止め下地とパウダーのみになりました。
勤務時間中はマスクをしますし、入浴介助やおむつ交換など汗をかく業務もあります。入浴介助中にシャワーが暴走し、思いっきり浴びてしまうなんてことも…。事務職時代は昼休憩中にメイク直しができましたが、病棟勤務にそんな時間はありません。
もちろん勤務中は汗をかくだけではなく、飛沫等で顔が汚染することも。そんなときでも気にせず洗えるので、メイクをしないことは理にかなっていました。
また、入院患者さんは毎日フルメイクができる人ばかりではありません。というかほぼすっぴんで過ごします。患者さんから「すっぴんで恥ずかしいわ」なんて声を掛けられることもあるので、医療従事者がフルメイクで応対することは、果たして患者さんにとって良いことなのか?と考えたことも一因です。
わたしはほぼすっぴんで働いていましたが、メイクの濃さは人それぞれでした。どんなに汗をかいても夜勤後でも全くメイクが崩れないほど作りこんでいる人もいれば、日焼け止めすら塗らないよという人もいました。
(ちなみに、クリニックに転職してからはもう少しメイクをするようになりました。)
薄いメイクでも大丈夫なように、シミやくすみ対策で使っていたのがトゥベールのレチノール↓
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日焼け止め下地は安定のラロッシュポゼ。わたしはローズを使ってます↓
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採血や点滴ができる
採血や点滴は有資格者でないと実施できません。そして、学んだだけではなかなかうまくできない場合が多いです。
わたしも初めは恐怖でしかなかった採血ですが、今では好きな業務の一つです。
もちろん神経損傷の危険や針刺し事故等、リスクもたくさんあります。ですが、2年間勉強をして資格試験にパスしたからこそ今この処置ができているのだなと思うと、とても感慨深いです。
採血や点滴の手技を身に着けるならコレ一択↓
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事務職と比べてよくなかったところ
人間関係が密
事務職時代、他の人とおしゃべりをするのは昼食の1時間くらい。あとは業務中に必要事項を話す程度で、来客対応を除けばほとんどパソコンと一対一という感じでした。
准看護師として働く場合、処置にしろ介助にしろ【一人】はほぼありません。対患者さん、対職員という関係のもと動きます。
そしてパーソナルスペースが狭い。自分のデスクなどありません。パソコンはカートの上に載っており、ナースステーションはそう広くないので他の職員との物理的距離も近くなります。
休憩も狭い休憩室で。スマホをじっと見ているわけにもいかず、自ずと他の職員とコミュニケーションを取らざるを得ません。そうなると嫌でも噂話や時には他人の悪口なども耳に入ります。これほんとストレスなんですよね。巻き込まないでくれ…!
物理的距離も精神的距離も近いので、そういうのが好きな人にはおすすめですね。わたしはしんどい。
まとめ
今回は、事務職と准看護師勤務について比べてみました。
わたしのように、他職種から医療職へ転向することを考えている方の参考になると嬉しいです。
人生100年時代。何を始めるのだって今が一番若い。
あなたの挑戦を応援しています。
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