准看護師という資格を聞いたことがありますか?
漢字を見る限り、看護師のサブっぽい資格、准看護師。
半分合ってます!
では、詳しく説明していきます。
准看護師と看護師の違い
法律(保健師助産師看護師法)では、以下のように定められています。
看護師:厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者
准看護師:都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定することを行うことを業とする者をいう
表にまとめるとこんな感じです。
看護師は国家資格ですが、准看護師は国家資格ではありません。
業務内容は同じですが、准看護師は医師や看護師の指示を受けていないと医療行為ができず、他の看護職へ指示することもできないため、師長などの役職に就くこともできません。
自律的に判断して医療行為ができないというのが大きく異なる点です。
給与面に関しては、准看護師のほうが低いことが多いです。これは、大卒と高卒の違いのようなものだと考えるといいのではないでしょうか。
准看護師免許を取るには?
准看護師免許を取得するためには、准看護師学校で2年間勉強し、試験に合格した上で都道府県知事に届け出る必要があります。
図にするとこんな感じ。
入学資格は、中学校を卒業していること。入試レベルも中学卒業程度なので、看護学校と比べて簡単です。もちろん男性の准看護学生もいます。
准看護師免許取得後、看護師資格も取得する場合は以下の通り。
准看護師免許取得後、看護師免許を取得することもできます。その際、中卒の場合は実務経験が3年必要になります。
准看護師免許取得者が進学する看護専門学校は基本2年ですが、夜間学部だと3年、実務経験が7年以上ある准看護師は通信の専門学校という選択肢もあります。
まとめ
准看護師免許についてまとめてみました。
准看護師は自律的な医療行為ができませんが、看護師と業務範囲の違いはありません。
また、進学することで国家資格である看護師免許を取得することもできます。
次回は、准看護師免許取得にかかるお金の話をしたいと思います。
鬼瓦が2年間でかかった学費はコチラの記事にあります↓
お金について考える記事はコチラ↓
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