元OL准看ワーママ鬼瓦です♡
わたしは准看護師として、病棟とクリニックの両方で働いてきました！
今回は、看護師と准看護師の違いをまとめてみました！
| 准看護師 | 看護師 | |
| 修了年数 | 2年 | 3～4年 |
| 学校の数 | 182校 (2022.9時点) | 1,064校 (平成30年時点) |
| 学費等 | 約100万円 | 250～700万円程度 |
| 修学過程 | 1,890時間以上を履修 | 3,000時間以上を履修 |
| 入学資格 | 中卒資格 | 高卒資格 |
| 免許の 違い | 都道府県知事免許 （都道府県が実施する試験に合格し、 都道府県知事が発行する免許を取得） | 厚生労働大臣免許 （国家試験に合格し、 厚生労働大臣が発行する免許を取得） |
| 働く内容 | 医師や看護師の指示のもとで 医療行為を行う | 自己判断で 看護ケアや医療行為ができる |
| 業務範囲 | 同じ | 同じ |
では、詳しく見ていきましょう。
修了年数・修学過程
看護師は准看護師の1.5～2倍の期間
修学年数は准看護師は2年、看護師は3～4年です。修学過程の差も、同じくらいです。
違いとして、
などが挙げられます。
当然、看護学校の方がたくさんの知識を得ることができます。
知識や技術は看護師＞准看護師。でも早く働き始められる
准看護師を選ぶメリットは、早く現場に出られるというところでしょう。
修了年数が看護師より少ないため、もちろん知識や技術の面では看護師より劣ります。しかし、社会人から医療現場での就職を目指す際に、少しでも早く働き始めたいという人にはおススメです。
進学して看護師資格を取ることも可能
まずは准看護師として現場に出て、その後看護師の養成課程に進むこともできます。
しかし、准看護師を取得してから看護師を目指すのは時間も手間もかかります。
もし初めから看護師を目指すつもりがあり、それができる環境があるならば、わざわざ准看護学校を選ぶメリットはないでしょう。
学校の数
准看護学校は少ない！更に減少傾向
准看護学校の数は、看護学校の5分の1以下しかありません。
看護師養成学校は増加傾向にありますが、准看護学校は近年廃止されている学校が多くあります。
そのため、准看護師を希望していても遠方で実際に通うことが難しい人もいるかもしれません。
あなたがもし准看護師の資格取得を考えていて、通える範囲に准看護学校があるのならば、早めに受験したほうがいいかもしれませんね。
学費等
准看護学校は安い！
准看護学校の学費は約100万円です。
修了年数は1.5～2倍ですが、学費はそれ以上の差があります。
高いところでは何倍もの差があります。
しかし、得られる知識や免許の差があるので、金額だけで選ぶのではなく、よく検討してください。
お得な奨学金制度も
奨学金制度もたくさんあります。数年働けば返済不要のものなどもあります。今すぐお金が準備できないという人も、調べてみると自分にぴったりの奨学金制度が見つかるかもしれません。
金額の差だけで看護師か准看護師かを選ぶ必要はないでしょう。
入学資格
准看：中卒、正看：高卒
准看学校は中卒、看護学校は高卒の資格があれば受験可能です。
入学資格が違うため、准看護学校の入試の方が難易度は低いです。
免許の違い
准看護師：都道府県知事免許 看護師：厚生労働大臣免許
准看護師は各都道府県知事に届け出ることになっています。しかしその県だけでしか働けないわけではなく、日本全国どこでも働くことができます。
ライフステージの変化で居住地が変わったとしても、安心ですね。
働く内容
准看護師は「指示のもと」業務する
准看護師の仕事内容は保助看法第６条で
医師・歯科医師又は看護師の指示のもとで、傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う
と定められています。
准看護師が自らの判断のもと医療行為を行うことはできません。
医療行為の範囲に差はない
自らの判断のもと医療行為ができない准看護師ですが、医療行為の範囲に差はありません。
つまり、看護師ができて准看護師ができない医療行為というのは存在しないんですね。
管理職に就くことはできない
准看護師は医師や看護師の指示のもとに業務を行うため、看護師に指示を出すような管理者やリーダー業務はできないでしょう。
もし管理者など上の役職を目指すのでしたら、初めから看護師資格を目指すほうが早いでしょう。
まとめ
今回は准看護師と看護師の違いをまとめてみました。
上記の通り、看護師と准看護師の違いはもちろんあるのですが、行える医療業務の差はないというところは大きいのではないでしょうか。
准看護師を辞めた友だちのはなし
OLから医療現場へ転職した身としては、理想と現実のギャップも多く感じています。
同級生の中には、そのギャップから現在は准看護師を辞めている子も。
先日、その子と話す機会がありました。
せっかく取った資格、もったいなくない？
う～ん。学費の高い正看護師だったらそう思ったかも。
准看護学校の学費は数年働いて余裕で元が取れたし、
新しい知識も得られたし、友だちもできたし。
全然もったいなくないかな～
確かに、准看護師の資格は正看護師に比べて学費が安く修了年数が短いため、学費が高く修了年数の長い正看護師の資格を取得してから「向いてない！」となるよりは、ダメージが少ないですね。
わたしのはなし
わたしの場合、優先したいのは子育てや子どもの習い事。
資格を取ったあと、初めに病棟でがっつり3年程働いたので、しばらくは正社員で働く予定はありません。今後しばらくはパートで働くということを考えると、コスパの面では准看護師を選んでよかったな～と思います。
しかし働く中で勉強不足だと感じる場面はあります。初めから看護師を目指せるなら、それがいいのかもしれません。
准看護師か看護師か？ おすすめの考え方
社会人からナースを選ぶあなたは、新卒で働くナースと比べて、働ける年数は少ないですよね。
だから尚更、後悔してほしくない。よ～く考えて選んでほしいです。
- 自分の理想の働き方を考える
- 働ける年数を計算する
- 得られるであろう生涯年収を調べる
- 費やす費用と生涯年収を比較する
以上を考えてから、学校を選択するとよいのではないでしょうか。
とにかく、後悔のないように。あなたの人生を応援しています!
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